コンサルティングの仕事のとりかた

1、コンサルティングの仕事の取り方の種類
コンサルティングの仕事の取り方は、大きく分けて3つのルートに分かれます。
所属協会からの紹介、官公庁の業務募集への応募とコンペ、クライアントからの紹介です。東京や大阪など大都市ではこの他にも、大手から中小までSEOコンサルティングが集まる異業種交流会や朝会などから仕事が取れることがありますが、こういったルートがあるのは、大都市だけで、ほかの地方は大体3ルートに集約されるのが現状でしょう。
そこで、この3ルートを細かく紹介していきます。

2、所属協会からの紹介
税理士や中小企業診断士などの士業といわれるコンサルタントは各地方に所属協会の支部があります。所属人数や協会の活動の活発性は各地方それぞれで、特に人口の少ない中小企業診断士協会の支部では仕事の紹介が望めないほど活動が行われていない地域があります。これに対して税理士の各地方支部は全国どこでも活動が活発で、所属員への紹介の件数も多い。こういった協会から紹介してもらうためには、協会支部の幹部と顔見知りになることが近道で、協会の部活動に積極的に参加していくと紹介を受けやすくなります。はじめは協会主催の無料講習会で講師を引き受けるのも、講習を受けた経営者から連絡が来ることもあり、疎かにできません。

3、官公庁の業務募集への応募
地方官公庁の仕事公募は、額が大きいわりに応募は少なくねらい目のルートです。ただし、地方の官公庁の悪しき慣習とも言えばよいのでしょうか?プレゼンの合格者が予め決まっていることが多いのも現実です。それでもめげず応募し続けることが得策です。官公庁の職員の顔見知りになれたり、一度取れた仕事は額が大きいだけでなく、実績として高く評価されるので見過ごせません。

4、クライアントからの紹介
はじめは飛込営業しても成功率は低いでしょう。まず、所属協会からの紹介や官公庁の仕事を通じて知り合った経営者から紹介してもらうのが、賢明です。特にカリスマ経営者と呼ばれる、一代で会社を大きくした経営者は、独自の横のつながりを持っていることが多く、ここからの紹介を発掘できれば、食うに困らないコンサルティングができるようになります。ただし、カリスマ経営者は大企業の社長や幹部より頭が切れるので、望まれるコンサルティング能力は極めて高くなります。さらに性格的要素も加味されるのでクライアントになってもらうのは3つのルートで最難関です。